「自社ホームページを持つ」
これはビジネスをしていくうえで、経営者がまず考えることの一つとなっています。
しかし、大事なのは『ホームページを持つこと』ことではありません。
その先の『ホームページを運用すること』なのです。
今回はホームページを運用で大切な2つのポイントについてお伝えします。
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ホームページは作っても運用しなければ売上は上がらない
ホームページを作る大きな目的は売上アップです。
そこでホームページ制作会社に依頼をしてホームページを作り、それなりに立派なものがでできあがります。
しかしそれ以降、ホームページを介しての売上アップなどの兆候は見られない。
・・・と、多くの方がこの状態でストップしてしまうのです。
原因は『ホームページを持つ』=『お客さんがそれを見て来る』=『売上げが上がる』と思い込んでいるからです。
しかしこれは間違いなのです。
どんなに良い商品を作ったとしても人知れずこっそりと売っていてもだれにも買われません。
同様に、ホームページを作っただけでは売上にはならないのです。
作ったホームページを運用してこそ、売上につながっていくのです。
ホームページを売上につなげる運用は2つの方法しかない
ホームページの運用というと何だか難しく感じているかもしれません。
しかし、ホームページが売上につながるための運用は大きく分けてたった2つのポイントしかありません。
それは
- アクセス数を増やす
- アクセスしてくれた人にその後の動作をしてもらう
ということです。
では、それぞれ見ていきましょう。
運用1 アクセス数を増やす
現代では何かの購入を考えるとき、ほとんどのお客さんはまず検索をします。
そこから得た情報をもとに取り引きが始まっていきます。
例えば新しく飲食店を探す場合にも、ネットの情報と口コミなどの評価を見る方がほとんどです。
本なども、Amazonなどの口コミ評価を参考にする方が多いです。
また、映画や美容室なども同様です。
企業間の取引でもインターネット上で探しても情報がない会社より、ホームページなどの情報が充実していてしっかりと自社情報や実績が明記されている会社の方が安心感が高まります。
そのため、ホームページなどの情報が検索結果上にないということは大きな機会損失になってしまいます。
その対策のためにホームページを作った方も多いはずです。
これらは確かに事実です。
しかしこれらは、全て『ホームページを見た』が前提であることにお気づきでしょうか?
つまり、どんなに良いホームページを作ったとしても見てもらえなければ無いに等しいということなのです。
見てもらってこそ効果が生まれるのです。
そして中には、ホームページを作れば自動的に見てもらえると思っている方がいらっしゃいますがこれは間違いです。
「ホームページを作ったけど、売上につながらない」と嘆く経営者の方のほとんどが、この状態です。
ホームページを作ったのであれば見てもらうための行動が必要なのです。
運用2 アクセスしてくれた人に『その先の動作をしてもらう』
作ったホームページをお客さんに見てもらえたとします。
しかし今度は、見ただけで終わってしまう(帰ってしまう)。
従って、売上にはつながらない・・・・。
という壁にぶつかる方も多いのです。
次の段階はここです。
大抵のホームページは、かっこよく自社と自社製品を説明しています。
・・・・・・・・で、見たお客さんがその後にどうしたら良いのかが明確になっていません。
つまりゴールが明確になっていないのです。
見てもらったお客さんに「次にどうしてほしいのか?」を知らせるゴールが明確でないとお客さんは動きません。
まれに、ゴールが明確になっているホームページも見かけます。
しかし、そのようなホームページのゴールは多くの場合『購入』です。
商品の説明をして「さあ、買ってください!」と促しています。
もちろん、それで購入してくれるなら問題ありません。
しかし、新規のお客さんなどは、そう簡単に購入してはくれません。
つまり、いきなり『購入』を促されるのはお客さんにとってハードルが高すぎるのです。
ホームページに来たお客さんのゴールを必ずしも『購入』に限定する必要はないのです。
この項の見出しが『アクセスしてくれた人に購入してもらう』ではなく、『その先の動作をしてもらう』となっている点がポイントです。
『購入』以外にお客さんに促す行動としては
- 電話・メールで問い合わせてもらう
- 資料請求をしてもらう
- サンプル取り寄せてもらう
- 説明会などに来てもらう
などが考えられます。
これらは少なくとも、即『購入してください』よりはハードルが低いはずです。
結果として、新規のお客さんも動きやすくなるのです。
ホームページの運用は導線の一部
ホームページを作って待っているだけでは売上にはなりません。
しかし、扱っている商品やサービスが特殊だったり高額だったりする場合、ホームページの運用をさらにつぎのステップへの導線にすることをおススメします。
ホームページの運用をして『お客さんを呼び込む』そして『その次の動きをしてもらう』という流れを作ります。
そして、『その次の動き』でお客さんとのリアルな対面を設定するのです。
ホームページの運用とリアルな対面を一つの導線として、より強力な契約・売上につながっていくのです。
まとめ
ホームページを売上につなげる運用には大きく分けて、
- アクセス数を増やす
- アクセスしてくれた人に『その先の動作をしてもらう』
の2つのポイントしかありません。
「ホームページを作ったものの売上につながらない」
「作ったホームページをどうしたら良いか分からない」という方は、まずこの2点に絞って頭を整理してみてください。