商品やサービスを売る方法は、時代ともに変わっていきます。
その中でも最も大きな変化といえば、やはりインターネットの出現です。
インターネットの出現によってホームページなどのサイトを使って営業活動を行うことが可能になりました。
そこで今回は、インターネットを売れる営業マンとして活用していくためのお話をお伝えします。
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いつでも経営者の悩みは売れる営業マン不足
当然ですが、どんなに良い商品やサービスがあってもそれが売れなければ売上にはなりません。
おして売るためには営業力が必須です。
しかし経営者の中には『売れる営業マンがいない』ということに頭を悩ませている方が多くいるのが事実です。
特に多いのは『社長自らが営業をすれば売れるものの、それ以外の営業マンでは思うように売れない』というパターンです。
結果として、社長が営業マンとして営業をし続けなければならない状況が続いている会社がとても多くあります。
営業方法は一つではない
営業の方法はいろいろあります。
昔ながらの飛び込み営業や電話営業。
広告などを出しての反響営業やセミナーを通じて売る方法もあります。
その中の1つがホームページを活用する方法です。
ホームページを使って売上を上げる方法は良く聞かれます。
しかしそれが、どれほどの効果を会社にもたらすのか考えてみましょう。
営業マンを雇う場合
まず、営業マンを雇った場合について考えてみましょう。
以下のような条件で営業マンを1人雇ったと仮定します。
- 8時間労働/日
- 5日間勤務/週
- 給料30万円/月
この営業マン場合、社会保険なども入れて月に約40万。
年間だとおよそ480万円かかることになります。
さらに入社当初すぐに売れる営業マンになれる可能性は高いです。
そのため、教育などにもさらにお金と時間が必要となります。
単純計算で、営業マンが2人になれば2倍、3人になれば3倍となっていくのです。
もちろん、彼らがしっかりと売上と利益を上げていってくれれば問題はありません。
しかし、それには確証はありません。
これが経営者の大きな悩みとなっています。
ホームページの場合
同じく営業をするという目的でホームページの場合について考えてみましょう。
ホームページは1日24時間時間、不眠不休で働いてくれます。
ホームページ制作を外部に依頼したと仮定して、かなり高額に見積もって100万円とします。
レンタルサーバーをこれも仮に月に1000円と仮定します。
そこにかかる経費は年間100万円+12000円となります。
これを1時間あたりの時給に換算すると約115円です。
しかも、2年目以降はその100万円すらかからなくなるのです。
人間ならば疲れたり、集中できない時間などもあります。
しかし、ホームページの場合は24時間365日同じクオリティーを保ちます。
ホームページを営業に活用することのメリットはお分かりいただけると思います。
ホームページでの営業に対する考え方
そうは言っても100万円かけてホームページを作れば「それでOK」ということではありません。
自分である程度勉強が必要です。
また、きちんとメンテナンスをしたり、場合によっては広告費用もかけなくてはいけないときもあります。
ともすると、「めんどくさい」とか「お金がかかる」という意見が聞こえてきます。
しかし、営業マンを雇ったとしてもお金をかけて雇い、売れるようになるまで教育をしたりと手間と時間をかけることは避けて通れないはずなのです。
さて、どちらがめんどくさいでしょうか?
どちらがお金がかかるでしょうか?
経営者であれば、しっかりと見極める必要があるはずです。
営業マンを雇い、営業をするのが会社としての選択の1つだとするのであれば、ホームページを作り営業をするということも1つの選択肢なのです。
とは言うものの高い壁
まだまだホームページを使った営業スタイルに抵抗を感じる経営者は多くいます。
その方々はそれを正当化するためにインターネットを活用した営業スタイルを
- 金儲け主義である
- うちの業界には合わない
- 安さ目当ての客しか来ない
- チャラい
などと否定的な言い方をされる場合があります。
しかしその反面、本心は「できるのであればやりたい」
または、「いずれ必要」と考えています。
時代と共に変わる売れる営業スタイル
考えてもらいたいことは、おそらく営業という概念で原点の形は飛び込み営業であったということです。
そこに電話というものが実用化され、それを営業に使った営業マンがいたはずなのです。
現代では電話営業という形が普通(既に古いという意見もありますが)になっています。
しかし、電話が世に出回ったころは電話で営業するということに反発があったはずです。
つまり新しい概念はいつも抵抗を受けながら、それが普通になっていくということなのです。
インターネットやホームページを営業に活用するということは同様であるはずなのです。
どちらが良いかではない
だからと言って今までの話は、「リアルな営業マンはダメで、インターネットをを使った営業が良い」
と、言っているわけではないということをご理解ください。
飛び込み営業を行っている営業マンは飛び込み営業以外を行ってはいけないということではないのです。
飛び込み営業と電話営業とを両方使う、組み合わせることは可能なのです。
そして、その組み合わせによってさらなる成果を生む可能性が広がるのです。
つまり、現在の営業スタイルにインターネットでの営業をうまくプラスアルファすることが賢い選択と言えるのです。
まとめ
売上を上げる営業マン。
これは経営者であれば喉から手が出るくらい欲しいはずです。
インターネットを使えば低コストで同様のことができるようになります。
しかも、24時間365日休みなくあなたの会社や商品やサービスをアピールし続けてくれるのです。
かたくなに人力だけで進んでいくのかは選択できます。
しかし経営者であれば、きちんと成果の出る方法を冷静に判断し、いろいろな可能性をうまく利用していく柔軟な頭が必要です。