深層心理に訴える金額表示方法で売上が変わる

金額表示

 

ビジネスでは、サービスや商品をお金の価値に換算して利益を得ます。

 

通常はそのサービスや商品、そしてその金額の組み合わせでお客さんの印象が変わります。

しかし、金額をどのように表示するかでもお客さんの与える印象が変わるのです。

 

今回は、そんな金額の表示方法についてお伝えします。

 

 

金額の表示方法に注目したことがありますか?

金額表示法で売上が変わる

 

日本全国、100円であれば100円です。

しかし、金額表示の仕方にいくつかのパターンがあるのに気が付いていますか?

 

例えば、

  • ¥100
  • 100円
  • 100(通貨単位表記なし)

 

などがあります。

全て同じ、100円であることはお客さんである私たちは伝わります。

なので、通常はそこまで意識はしていないと思います。

しかし、この表記によって売上に差ができると言ったらいかがでしょう?

 

 

金額表示に関するレストランでの実験

金額表示法で売上が変わる

レストランの同じメニューの金額表示を3パターンで、どれが一番売り上げが上がるかの実験をしました。

 

  1. 数字の前に¥マークを付ける金額表示パターン 例 ¥1000
  2. 数字の最後に円の字を書く金額表示パターン 例 1000円
  3. 数字のみの金額表示パターン 例 1000

 

さて、どの金額表示の仕方が一番売れたでしょうか?

答えは3の『数字のみの金額表示パターン 例 1000』でした。

 

結果、通貨単位のない1000が一番売れたのです。

・・・なぜなのでしょうか?

 

 

金額表示方法で印象が変わるカギはプライミング効果

金額表示法で売上が変わる

 

なぜ、3の『数字のみの金額表示パターン 例 1000』が一番売れたのでしょうか?

その理由を読み解くカギは、プライミング効果にありました。

 

プライミング効果とは、最初に受けた刺激が、直後の判断に影響を与えることをいいます。

ちょっとわかりずらいですね。

 

分かりやすい例で言うと、10回クイズです。

「ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、ピザ、・・・」

と10回言った後に、肘を指さして「ここは何?」と聞かれると、ピザにつられて「膝」と言ってしまうあれです。

 

これは、最初の刺激「ピザ、ピザ・・・」の刺激がどうしても頭に残ります。

そこで「ここは何?」と肘を指さされると、「ピザ+体の一部」と判断してしまい「膝」と言ってしまうのです。

 

10回クイズは、分かりやすく行われるゲームです。

 

しかし、通常のプライミング効果は当事者に気づかないうちに頭の中に刷り込まれていきます。

そして、当事者自身も知らないうちに、その刺激に引っ張られた判断をしていることが多いのです。

 

 

数字のみの金額表示が一番売れた理由

金額表示法で売上が変わる

 

そしてこのプライミング効果の引っ張る刺激の中で強力なのは、お金による刺激なのです。

 

ある実験では事前にお金にまつわる刺激、

  • 実際にお金を見る
  • お金についての文章を読む
  • お金の話を聞く
  • お金の話をする

などを受けた場合、その後の判断に利己的な傾向が見えるようになったのです。

つまりケチになったのです!

 

そこで、先ほどの問題です。

 

  1. 数字の前に¥マークを付ける金額表示パターン 例 ¥1000
  2. 数字の最後に円の字を書く金額表示パターン 例 1000円
  3. 数字のみの金額表示パターン 例 1000

 

 

1と2には『¥』マークや『円』という文字があります。

これ自体が金を表しており、人は無意識でも『お金の刺激』と感じるのです。

その刺激を受けた結果、利己的(ケチ)になるのです。

 

一方、3に関してはお金を表す文字やマークがありません。

つまり、お金を意識させる刺激が一番少ないと言えるのです。

結果、3が一番売れるという結果につながったのです。

 

 

金額表示一つにも気を使う

金額表示法で売上が変わる

 

あなたの会社のメニュー表、パンフレット、その他金額表示の方法はどうなっていますか?

 

安易に¥マークや円の字が使われていませんか?

 

もちろん必ずしも¥マークや円の字が悪いわけではありません。

逆に、『¥○○節約』など意図的にお金の刺激(ケチになる刺激)を与えることによって、ニーズを引き出すこともあるのです。

 

そして、もしかしたらパンフレットなどにぶっきらぼうに『1000』とだけ書くのはお客さんに与える印象が良くないかもしれません。

 

しかしここで重要なのは、金額表示一つにも意識を向けていくようなきめ細やかさこそが、お客さんのニーズを掴んでいく経営につながっていくとであるということなのです。

 

さて、あなたの会社の商品やサービスの金額表示はいかがでしょうか?

 

 

まとめ

 

金額を表示する方法もいくつかの種類があります。

  1. 数字の前に¥マークを付ける金額表示パターン 例 ¥1000
  2. 数字の最後に円の字を書く金額表示パターン 例 1000円
  3. 数字のみの金額表示パターン 例 1000

実験の結果、一番売れる金額表示パターンは3でした。

 

人はお金に関する刺激を受けるとケチになります。

1と2は¥マークや円の文字があることからお客さんにお金を意識させてしまっていると言えます。

 

経営者としては金額表示1つに関しても気にする姿勢を持って経営をしたいものです。


またお越しください

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