儲かる商売には、商品やサービスが良いことは大切です。
そして同時に、どのタイミングでどのように参入するかがとても重要です。
今回は儲かる商売をするために市場参入4つ方法についてお伝えします。
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儲かる商売は参入のしかたが大きなカギ
もしあなたが車好きで「車の製造販売は大きな市場だから儲かる商売だ!」と、今から参入したとしてトヨタや日産、ホンダのような自動車メーカーより優れた車を開発することは可能ですか?
日本には世界に誇る自動車メーカーがいくつもあります。
彼らが歩んできた歴史と積み上げてきた技術や信頼。
これらが高すぎて、あなたがこれから参入し戦うにはハードルが高すぎます。
彼らの土俵でまともに戦ってあなたの商売が儲かる見込みは限りなく薄いでしょう。
しかし、これが戦後間もないころであったらどうでしょうか?
もしかして今頃、日本車メーカーとして車を生産していたかもしれません。
商売で儲かるための4つの戦い方
小さな組織の経営者であるあなたも、すでにどこかの業界で戦っているはずです。
その業界にトヨタのような巨大ライバルがいるかは分かりません。
その場合、そこで考えるべきは業界でのあなたの戦い方なのです。
商売で儲かるための戦い方には大きく分けて4つの方法が考えられます。
儲かる商売の戦い方1.既存の市場に新商品を投入するパターン
後発の強みとしてあがるのは、既存の商品を研究ができることです。
そこで後発として、すでにある商品の性能を更に上げた商品を提供する方法です。
現在ある商品をパワーアップさせて市場に投入します。
性能の良いスマホやパソコンなどはこのパターンです。
また通常、店舗のオープンもこのパターンが使われることが多くあります。
メリット
前もって市場チェックができることです。
そのため、ライバルの状況や顧客のニーズをしっかりと取り入れて商品やサービスを開発提供することが可能です。
つまり、儲かる商売であることが実証済みな状況を確認してからスタートが切れるわけですね。
デメリット
メリットを受けられるのは他社も同じなので、いずれ競争が激化する可能性が高くなります。
儲かる商売であることはあなた以外のライバルも知っています。
そのため、みんなこぞって参入してきます。
儲かる商売の戦い方2.既存の市場に低価格で参入するパターン
既存製品にくらべて低価格、または性能を必要最低限にして提供するパターンです。
現在流行の格安スマホなどはこれに当てはまります。
メリット
圧倒的な低価格が実現できれば大く儲かる商売となることが可能です。
一時期のマクドナルドがこの戦略で大成功しました。
デメリット
基本的に薄利多売となります。
そのため利益の確保が難しく、他社との泥沼の価格競争に突入してしまう恐れがあります。
上記のマクドナルドのように、企業側の価格競争に負けない圧倒的な資本力が求められる場合が多くあります。
儲かる商売の戦い方3.既存の市場のニッチ(隙間)を狙うパターン
既存の市場のターゲットを絞り込み、そこに特化して特定のニーズにアプローチをする手法です。
例えばダイエットを売りにしているスポーツジムが増えてきた中で、あえて『下半身ダイエット』に絞り込むのもその一つです。
メリット
細分化されたニーズを提供することにより、その分野を独占することができれば儲かる商売となります。
デメリット
細分化の方向性を誤ると、ニーズが少なすぎて成り立たないこともあります。
儲かる商売の戦い方4.新規市場の開拓をするパターン
今までになかった商品やサービスを開発し、提供します。
iPhoneなどが代表的です。
メリット
うまくいけばライバル不在で、独占的に儲かる商売を行うことができます。
デメリット
社会的認知がないので、市場の開拓・顧客ニーズの開拓が困難です。
また今まで開発されていなかった商品を0から開発して商品化するだけの能力や開発費などが求められます。
あなたの会社の儲かる商売のスタイルは?
あなたの会社はどのスタイルですか?
業種・業態、そしてタイミングによって、取るべきスタイルは変わります。
そして最も重要なことは、あなたの会社のポテンシャルによっても取るべきスタンスは変わってくるということです。
選択するスタンスによって、大きな資本が必要なこともあるでしょう。
しかし小さな組織であれば、基本的には小さな予算で効率的なスタイルをとる必要があります。
まとめ
儲かる商売をするための市場への参入方法は大きく分けて4つあります。
- 既存の市場に新商品を投入するパターン
- 既存の市場に低価格で参入するパターン
- 既存の市場のニッチ(隙間)を狙うパターン
- 新規市場の開拓をするパターン
各々メリット・デメリットがあります。
あなたの組織の状況やタイミングやスタンス、そしてあなたの進んで行きたい方向性をしっかりと見定める必要があります。
そして儲かる商売をするための市場参入方法を決断していく必要があるのです。