インターネットを使って集客をする場合には、数あるサイトの中からあなたのサイトを見つけてもらう必要があります。
そして見つけてもらったら、お客さんに有益な情報を提供して信頼を勝ち取るのです。
その一連の流れで情報提供⇒信頼獲得⇒集客をする際に非常に有効なのがブログです。
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ブログで情報提供して集客につなげる際の悩み
集客ブログで読み手の役に立つ情報を与えることから、お客さんとのコミュニケーションを取り、信頼を得ていくのです。
実際の集客ブログを見てみると、とても参考になる記事が並んでいます。
その業界では【とても詳しい人】の印象を受けます。
すると、大抵の方は
「うちみたいな小さな会社では伝えることなんてないですよ・・・」
と、頭を悩ませてしまいます。
あなたのそう思ったことはありませんか?
集客ブログはハイレベルな記事を書けばいいわけではない
他の人の集客ブログはとても専門的でハイレベルな内容が書いてあります。
毎回、最新のすばらしい記事書き続ける。
それで読み手の興味を引き付ける。
もしかしたら、あなたの集客ブログもこのように進めようと思っているかもしれません。
しかし、この方法では思うようにお客さんは集まらない可能性があります。
例えばあなたが車関係の仕事をしていたとします。
あなたは車関係に関してはプロです。
そこであなたは車に関する最新で最高の情報をふんだんに取り入れた記事を書きました。
・・・・・しかしその場合、読み手にはレベルが高すぎる場合がほとんどなのです。
あなたはプロ、読み手は素人
ある弁護士さんとお話をしました。
その弁護士さんは、『離婚』というテーマで離婚に悩んでいる人へのお役立ち情報を書こうとしていました。
「どんな内容を書くのですか?」と聞くと、いくつかの案を見せてくれました。
面会交流権について
離婚協議書・・・
協議離婚・・・
○※△☆#%@&□・・・・
素人である私には理解ができませんでした。
弁護士さんはプロの目線でお客さんに『必要な情報』を伝えようとします。
その結果、上記の難しい言葉が出てくるのでしょう。
しかしこの話は素人である私からすると、難しすぎるのです。
先ほどの車の話に例えるならば、免許取り立ての初心者(またはこれから免許を取る人)に業界最先端のテクノロジーを伝えているようなもので、初心者は「?」と思っている状況です。
読まれる集客ブログは『お客さん目線』で書く
さて、離婚に関する情報のブログを読む人はいったい何が知りたいのでしょうか?
もちろんあなたが決めたターゲットにもよりますが、ポイントは先ほどの『お客さんは素人』であるということです。
きっと素人の方が知りたいのは、
- 離婚って大変ですか?
- まず何からしたらいいですか?
- これって、離婚の理由になりますか?
- 誰に相談したらいいですか?
- 離婚にお金ってかかりますか?
などのごくごく普通のことであるはずです。
プロから見ればあえてブログに書くほどでもないと考える「当たり前」のことかもしれません。
しかしこれがお客さんの目線なのです。
もちろんそれらに答えていくために先ほどのような専門知識や専門用語がでてくることはあります。
しかし、はじめからレベルの高い専門知識や理解のできない専門用語が羅列されているブログを読みたいお客さんが多くはありません。
あなたの集客ブログお客さんの目線で考え、書いていく必要があるのです。
お客さん目線に立てていますか?
ここにマーケティングの有名な話があります。
1920年代、アメリカにシュリッツというビール会社がありました。
これと言った売りのないシュリッツの売り上げは芳しくなく、打開策として広告の神と呼ばれるクロード・ホプキンス氏に広告コピーを依頼しました。
ビール製造に関して、全くの素人であるホプキンスは製造工程を見学しいくつかのコピーを考えました。
それは
我が社のビールは4000メートルからくみ上げた天然水を利用しています。
瓶は蒸気で4回の徹底殺菌をしています
などです。
しかしこれらのことは、当時のビール業界では当たり前のことでどこのビール会社も行っていることでした。
ホプキンス経営陣の反対を押し切り、このコピーでの売り出しを行いました。
結果、
シュリッツはこの広告コピーで3か月後にはシェアトップに躍り出たのでした。
4000メートルからくみ上げた天然水を利用していること、瓶は蒸気で4回殺菌していること
・・・・・業界では当たり前のことです。
『ビール業界では』当たり前のことなのです。
しかし、お客さんには当たり前ではありません。
ビールの製造工程のことは知らないのです。
だから、ホプキンスのコピーを見て「シュリッツビールはこんなにすごいのか?」と、大評判になったのです。
大切なのは最新の知識ではない
集客ブログに集客ブログはとても専門的でハイレベルな内容を書けばいいというものではありません。
素人であるお客さんが知りたいこと、読みたいものであることが大切なのです。
それはプロであるあなたから見れば、当たり前すぎてあえてブログに書くようなことではないと感じるかもしれません。
しかしプロにとって当たり前でもお客さんにとっては新しい情報というのは意外にたくさんあるはずです。
そしてその情報の多くは必ずしも最新の専門知識ではないはずです。
大切なのは、あなたが最新の素晴らしい知識やノウハウを持っているかではありません。
お客さんの知りたいことを理解しているかどうかなのです。
であれば、既にあなたの持っている知識やノウハウで素人であるお客さんに伝えることのできる情報記事は充分に書けるはずなのです。
まとめ
基本的に集客ブログには最新の知識やノウハウを載せるものではありません。
それでは参考書になってしまいます。
それより大切なのはあなたのお客さんが知りたいことや困っていることをピンポイントで解消してあげられる記事を書くことです。
そのためには必要なのは最新の知識ではなく、お客さんの目線です。
あなたの集客ブログでも大切なお客さんの目線を外さないようご注意ください。