マーケティングにはいろいろな手法があります。
しかし、手法も大切ですが、一番重要なのは自分の会社に合ったマーケティングを行うということです。
小さな会社には、小さな会社が成果を出せるマーケティングを行う必要があります。
今回は、小さな会社がマーケティングを成功させるために大切なポイントをお伝えします。
Contents
大きな会社のマーケティング
小さな会社とは違い、大きな会社は莫大な予算をつぎ込んで、マーケティング戦略を行います。
そして、ブランドイメージを確立していきます。
私たちは
- テレビコマーシャル
- 街の看板
- 雑誌などの書籍
など、あらゆる場面で浴びるようにインフォメーションされるのです。
結果として、大きな会社のロゴや商品が潜在意識に染み込んでいきます。
小さな会社のマーケティングは大きな会社と違う
一般的に大きな会社のマーケティングには莫大なお金がかかります。
小さな会社が同じ土俵で彼らに挑んでもほぼ勝ち目はありません。
小さな会社はの武器は、大きな会社には難しいアイデアと知識と機動力です。
これらを最大限に活かし、小さな会社にしかできないマーケティングを行っていく必要があるのです。
小さな会社が独自のマーケティングを行っていくためには大きく3つのポイントがあります。
1.なるべくお金をかけない方法考える
お金をかければできることはたくさんあります。
テレビコマーシャル、新聞広告、ニューヨークのタイムズスクウェアに大きな広告を出すことだって可能です。
ちなみに2017度宣伝広告費トップ企業は
1位 トヨタ 4.487億円
2位 ソニー 3,638億円
3位 日産自動車 3,134億円
以下 イオン セブン&ホールディングス ブリヂストン マツダ
と続いていくそうです。
当然、小さな会社にはこれはできません。
チラシを作るにしても、1枚あたりの金額は低くても、量が増えると思ったより金額も大きくなります。
小さなか会社がまず考えなくてはいけないのは
「なるべくお金をかけずにできることはないか?」
ということです。
Facebookなどソーシャルメディアもそうですが、知り合いの紹介なども小さな会社には大きな力になることが多くあります。
2.小さな効果測定繰り返す
マーケティング費用をいくらかけても、購入してくれたお客さんが0人であればそのお金はムダになります。
つまり、結果が出なければ意味がないということです。
大金をつぎ込んだ結果、効果が0であれば、小さな会社にとっては死活問題です。
マーケティング手法もさまざまなあります。
しかし、それがどの場面で効果を発揮するかは実際はやってみないと分からない部分があります。
そのため、前段階で小さな規模での効果測定を行う必要があるのです。
そこである程度の成果が出るという状況を作り、そこに大きな費用をかけていくのが賢明です。
3.どれかに固執せずに集客のあらゆる可能性を見る
例えば、小さな会社がインターネットマーケティングを始めると、時々インターネット『だけ』でビジネスを行おうと考えてしまう人がいます。
もちろん、それでビジネスが充分の回るのであれば否定はしません。
しかし、どんなにテクノロジーが発達しても、ビジネスは人と人のふれあいであることを忘れてはいけません。
特に小さな会社であればなおさらです。
例えば、お客さんからの紹介は普遍的に強力です。
また、アナログな手法が相手の感情を揺さぶることも多くあります。
お店であれば、手書きのポップが威力を発揮する場面だってあるのです。
インターネットマーケティング『だけ』にとらわれてしまうような、頭の固い経営者にならないようにしましょう。
小さな会社の強みであるスピードを活かす
小さな会社の強みは、いくつかあります。
その中で、特出すべきは『スピード』です。
組織が大きくなればなるほど、意思決定などにいくつかのステップがあります。
しかし、小さな会社であれば、その分素早く意思決定をして行動に移せるのです。
このスピードと、先に挙げた3つのポイントを組み合わせていくことによって、決して大きな会社に負けない小さな会社のマーケティングを効果的に行うことが可能となるのです。
まとめ
大きな会社が行うマーケティングと小さな会社が行うマーケティングでは違う考え方をする必要があります。
小さな会社がマーケティングを行う際には
- なるべくお金をかけない方法考える
- 小さな効果測定繰り返す
- どれかに固執せずに集客のあらゆる可能性を見る
の、3つのポイントを押さえて考えます。
そこに、小さな会社の大きな武器である意思決定や変更、そして行動に伴う『スピード』で進めていくのです。
このきめ細やかな動きこそが、大きな会社の手が届かないところであり、お客さんの本当のニーズに応えるものを提供することにつながっていくのです。
小さな会社は、小さな会社であることを最大限に活かしたマーケティングを行うことが大切なのです。