ブログを使ってあなたの知識や考えを伝えていくことは、マーケティングにおいてはとても有効です。
しかしどんなに読者の役に立つ素晴らしいブログ記事を書いたとしても、読んでもらえなければ全く効果はありません。
では読んでもらうためにはどうしたらよいのでしょうか?
今回は読者に読んでもらえるブログ記事の書き方7つの方法をお伝えします。
Contents
読まれないブログ記事
残念ながらあなたがとても素晴らしい内容のブログ記事を書いたとしても、読者が「読みにくい」と感じたら読まれません。
仮に読者の興味をひいて「読みたい」と感じて読み始めても、多くは途中でやめてしまうでしょう。
ブログやホームページは本などとは違い、同時の他のサイトを開いていたり、たくさんのリンクがあったりと読んでいる他の誘惑が多く離脱率の高いメディアであるといえます。
読みやすさが大切
ここまでお話をさせていただいたので、ブログ記事は「内容と同じくらい読みやすさも大切」ということはお分かりいただけたと思います。
では、『読みやすいブログ記事』とはどのように書けばよいのでしょうか?
いくつかのコツがありますので、読みやすいブログ記事の書き方について7つお伝えします。
読みやすいブログ記事の書き方その1
記事中の漢字の比率を3割以下に抑える
ネットニュースなどのプロが作成した記事を見ていると、本来漢字で表記する文字がひらがなで書かれていることが意外に多くあることに気がつきます。
例をあげるとこのようなものがあります。
- 余り→あまり
- 及び→および
- 私達→私たち
- 敢えて→あえて
- 予め→あらかじめ
- 且つ→かつ
- ○○して頂きます→○○していただきます
- ○○して来た→○○してきた
- ○○等→○○など
- ○○する事→○○すること
- 更に→さらに
- 沢山→たくさん
- 但し→ただし
- 私達→私たち
- 並びに→ならびに
- それ程→それほど
- 殆ど→ほとんど
- 勿論→もちろん
- 元々→もともと
プロはなぜあえてひらがなを使って記事を作成するでしょうか?
読みやすくするためです。
一般に、文章に占める漢字の割合が
- 20%以下:締りがない文章
- 30%前後:最も読みやすい文章
- 40%以上:硬い感じの文章
とされています。
パソコンを使うと、漢字変換が楽なのでどうしても漢字が多くなり、結果として固い印象を与えてしまいます。
なんとなくのコツとしては
名詞と動詞以外はなるべくひらがなにする
だけで印象は変わります。
読みやすいブログ記事の書き方その2
適正な文字サイズやフォントを選択する
文字サイズは小さすぎれば見えずらくなります。
逆に大きすぎれば画面に収まる文字数が少なくなり、スクロールを多用したり、目線の移動を頻繁に行う必要が生じてストレスを感じます。
一般的にブログなどでは、12px~18pxほどの文字サイズが良いと言われています。
中でも14pxか16pxがよく使われているようです。
この記事は16pxで書かれています。
フォントもさまざまな形があります。
読んでいてストレスにならないフォントを選択する必要があります。
これは選択肢がたくさんあり、好みの問題ですが、あくまで「あまり奇抜でなく読み手が読みやすい」かどうかで判断することをおススメします。
一般的に人気のあるフォントは
メイリオ
MS Pゴシック
游ゴシック
などでしょうか。
読みやすいブログ記事の書き方その3
文字サイズや太さを変えて強調する
話をするときには、声のトーンや強弱。
または身振り手振りなどで、「ここが重要なんですよ」と伝えることができます。
基本的に文字ではそれができません。
そこでブログでそれを行う方法のひとつが、文字の大きさやサイズの変更です。
これで書き手が強く伝えたい部分を強調することによって
「ここが大切ですよ!」
「よく見てくださいね!」
「忘れないでくださいね!」
と読み手に伝えることができます。
読みやすいブログ記事の書き方その4
文章をかたまりで分ける
やたらと文字数の多い文章は読み手に圧迫感を与えてしまい、読む気が無くなります。
例えば何も考えずに文章を入力してしまうとこうなります。
そして彼特有の鋭い疑念をこめた眼付で、いろんなことを尋ねはじめた。僕がいい加減にごまかしていると、しまいには彼の方から、椎の木の土地を買おうとしている男が分ったと云いだした。「原野権太郎という男ですよ。」 僕はあっけにとられた。何処に住んでるどういう男か分らないが、とにかく原野権太郎という男だというのである。
椎の木 豊島与志雄
これを見やすくしてみましょう。
そして彼特有の鋭い疑念をこめた眼付で、いろんなことを尋ねはじめた。
僕がいい加減にごまかしていると、しまいには彼の方から、椎の木の土地を買おうとしている男が分ったと云いだした。
「原野権太郎という男ですよ。」
僕はあっけにとられた。
何処に住んでるどういう男か分らないが、とにかく原野権太郎という男だというのである。椎の木 豊島与志雄
このように文章をいくつかのかたまりにして間に空白を入れることによって格段に読みやすくなります。
読みやすいブログ記事の書き方その5
見出しを入れて文章を分ける
↑これのことです。
ひとかたまりの文章が始まる前に目立つように見出しをつけます。
何について書かれているか分からない文章を読むのは非常にエネルギーがいります。
見出しは作者から「今からこれについて書きますよ!」いうお知らせと同時に、読み手には「今はこれについて書いてある」という整理ができます。
また、各見出しで読み手の興味を引き寄せることもできます。
読みやすいブログ記事の書き方その6
分かりやすい画像を使う
文字ばかりの本は必要以上に難しく感じてしまいますが、絵や写真などのビジュアルを活用することによって読みやすい印象を与えることができます。
記事と関連のない写真を載せても意味はありません。
直接的でなくても記事に関連のある写真を挿入してください。
読みやすいブログ記事の書き方その7
読み手の立場に立って読み返す
その業界の専門家であるあなたは親切心も手伝って、たくさんの内容を詰め込んだ結果、伝わりずらくなっていることもあります。
困ったことに、上記ポイントを押さえて作ったつもりでもそのようなことが起こってしまうこともあるのです。
書き終わったあとに必ず読み手の立場から読み返してください。
誤字脱字はもちろん、専門的過ぎて素人にはわかりにくい表現などが見つかるはずです。
基本的にあなたはプロですが、読み手は素人です。
あなたが当たり前に使っている専門用語は理解できないと思ってください。
目安としては小学校5年生でも理解できるような言葉で書くように意識しましょう。
ポイントはブログ記事を作成している画面ではなく、読み手表示される画面を見てチェックすることです。
ブログを書く目的を間違えない
あなたがブログを書く目的は『よい文章を書く』ことではありません。
読み手に読んでもらい活用してもらうことであり、その先にあなたのビジネスにつなげることが目的です。
そのためによい文章を書くのです。
特に先生業の方は職人気質な方が多く、知らず知らずにこのポイントを外してしまうことがあります。
くれぐれもご注意ください。
読み手ことを考えるのであれば、いくらルールに乗っ取って書かれたとしても読みにくいと感じればアウトです。
しっかりと読み手のことを考えて微調整を行ってください。
まとめ
記事の内容を充実させることも大切ですが、読み手に読んでもらえなければ意味はありません。
ブログに代表されるようなサイトなどの文章の書き方は紙面のそれとは若干異なります。
読み手のことを考え、読みやすいブログ記事の書き方のポイントをしっかりと押さえ、読んでもらえるブログ記事を書いてください。