咳き止め薬を飲んで満足?

先生業の要点

 

咳が止まらず
病院に行ったとします。

そこで医者が
「では咳を止める薬を飲みましょう」
と言いました。

この場合、
患者の希望は
「咳を止めたい」です。

それに対して医者は
希望通り咳を止めました。

さあ、
この医者は良い医者でしょうか?

確かに患者の希望通り
咳は止まります。

しかし、
その咳が出ている原因を突き止めて
そこを改善しなくては
また咳が出るか、

ひどい場合は
悪化すらしてしまいます。

そのまま治ったとしたら
それはただのラッキーです(笑)

話は変わって以前、
人材育成のコンサルをしていたころ
経営者の方からこのような
相談をよくされていました。

一例ですが
「社員との関係性を深めたいけど
何か良い方法はありますか?」

というような感じです。

こちらを
人材育成のコンサルと見ているので
初対面でもこんな感じの
相談をされることもありました。

さて
どうしますか(笑)?

ここで
「そうですね~、方法としては・・」
なんて言って

・1日〇分は社員と面談の時間を作る
・昼食は一緒に食べる
・飲みにケーションを取る
・話をするときは手を止めて社員の方を見る
・一人当たり1日〇回声をかける
などの・・・

方法を伝えたくなります。

そして、
質問の通り社長さんも
方法を求めています。

しかし
これはあまりにも無責任です、

コミュニケーションが
滞っているのであれば
その理由があるはずです。

そして
その状況や原因は各社によって
全て異なるはずなのです。

その
原因を改善していかなければ
『肺炎なのに咳を止めて満足』
するようなものです。

なので、
状況や原因を分からずして
テキトーな方法を伝えるって
とっても無責任だと思うのです。

またまた
話は変わって

「集客をしたいんです」
という相談を受けたとします。

それに対して、
「今熱いのは〇〇っていうSNSですよ!」
って答えるコンサルがいたら
どう思いますか(笑)?

あなたが
治したいのは
肺炎なのか?
咳なのか?

ビジネスでも
その選択は大切ですよ?

 

またお越しください

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