できないを隠さない

先生業の要点

 

え~と、

私は学生時代から英語の教科が大の苦手で

テストの点数も一桁とかでした(笑)

中学生のころに新聞広告で

「家出のドリッピー」という

英語の音声教材の紹介がありまして。

これを聞くだけで知らず知らずに

英語が話せるようになるとのこと。

「これだ!」

と思った私は

中学で英語の勉強は捨て、

高校に入ったらこれを学べばOKと

考えていたのです(笑)

そして高校生になりました。

新しくできた友達に

その壮大なプランを話したところ

「あ~、家出のドリッピーね。

あれ、俺やったけど、全然ダメだよ」

「・・・・」

と、言うわけで、私の学生時代の

英語の成績はず〜っと最低最悪でした。

ならば次は、

「英語は現地に行けば勝手に話せるようになる!」

と、今度は全く話せない状態でアメリカへ。

まあ、それは困って困って・・・、

仕方なしに日経書店で

「中1英語ドン!」

という本を買って、be動詞を学んだのです(笑)

しかし、

全くお話になりません。

そこで現地の英語学校に行こうかと。

しかし、アメリカの英語学校は

全て英語で授業が行われます。

「どう授業を理解するっていうんだ?」

仕方ない。

授業が理解できるくらいまでは

自分で勉強をして

その後に英語の学校に通おう。

と、現地で少し仲良くなった日本人に

話したところ、

彼に一喝されました。

「英語が分からないから学校に行くんだろ?」

・・・・そらそうだ。

「授業の内容が分からないのが問題なのではなく

授業の内容が分からないことを恥ずかしいとか

周りに迷惑とか考えているだけだろ?」

「かっこ悪いところを見せたくないだけだろ?」

「・・・・・」

全くの図星でした。

英語が分からないから学校に行くのに

その中でも分からないということを

見せたくないような。

何なんでしょうね・・・(笑)

今の仕事でセミナーなどを開くと

「分からないから教えてください!」

と、ガンガン質問してくる人と

何か「知ってるから~」みたいな

空気で座っている人とがいます。

もし本当に分かっているのならば、

このセミナーに来なきゃいいのに(笑)

絶対に成果を出すのは

自分が分からないことを隠さずに認め

貪欲に知ろうとする人です。

まあ、心情的にもそんな人には

教えたくなるんですよね~。

またお越しください

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