聞いてることに答えてる?

先生業の要点

 

先日、
とあるホームセンターに
行ったときの話です。

目当てのものが
見当たらなかったので
店員さんに聞いてみました。


「すみません、〇〇はありますか?」
すると
店員さんは
「△△ならありますよ?」
と。

ちなみに
△△とは〇〇の類似商品です。

この会話
何か気が付きませんか?

私は
○○があるか、ないか?
を聞いています。

答えは
YESかNOであるはずです。

しかし
それに対して店員さんは
△△がある
ことを伝えています。

つまり、
厳密には質問の答えに
なっていないのです。

もちろん、
「〇〇はありますか?」
「(ありません)」
「(類似商品の)△△ならあります」
というニュアンスが隠れているのは分かります。

しかし、
私の中に一瞬
「自分で(かっこの中を)考える」
という手間がかかるのです。

上記の例は
比較的簡単なのでまだ許容範囲ですが、

ビジネスで何かを聞かれたとき
何かを伝えるときに
こういう答え方を
する人は案外多いです。

このような方は

会話の先回りをして
極力手間を省いているつもり

「NO」などの言葉を避け
相手にネガティブ印象を
与えないようにしている

のような心理が働いて
いることが多いようです。

また、
それが癖になりほぼ無意識で
行っている場合もあります。

しかし
受け手側には

  • 質問に答えない
  • 微妙に話がかみ合わない
  • 何か言いたくないことがある様子

などを感じさせてしまいます。

それが
繰り返されれば当然、
そのような感情は蓄積され
ていくわけです。

もし
心当たりがあるならば

質問されたら
まずそれに答える。

そして
そのあとに自分の意見を言う。

それを意識してみてください。

 

またお越しください

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