差別化や
ライバルとの違い。
これは
とても大切だと言われています。
実際に、
これらを生み出すために
いろいろ試行錯誤をしている方多くいます。
しかし、
実は他社との違い自体が
重要なのではありません!!
例でお話しますね。
私が
前職の組織開発系の
コンサル会社にいたころの話です。
とある
中古車販売会社(A社)に行きました。
すると
その社長が考えたビジネス
アイデアを話し始めたのです。
それはどんなアイデアかというと・・・
その会社で扱っている
中古車を使ってレンタカー屋さんをする。
というものでした。
当時は、
レンタカーと言えば
〇ッポンレンタカーや
ト〇タレンタカーなど
大手しかなく、
金額も割高でした。
そこで、
中古車を使うことによって
かなり格安に提供できる。
というものでした。
大手レンタカー会社とは
完全に差別化できています。
とてもいいアイデアだ!!
ということだったんですが・・・。
現在・・・・
その会社は、
大手格安レンタカー会社の
一営業所となっています。
今でこそ、
中古車を使った格安
レンタカー会社はたくさんありますが、
当時はまだほとんどありませんでした、
少なくとも、
当時の私は聞いたことがありませんでした。
その段階では確かに、
とてもいい他社との違いでした。
しかし、
後発のレンタカー会社(B社)が
中古車を使うビジネスモデルを打ち出し、
A社より先に、
一般に知らしめたのです。
大切なのは、
他社との違いを
『持っていること』
ではありません!
それを、
他社よりも先に認知させることなのです。
「他社にない○○を持っている」
と思っている方がいたら、
持っているだけではなく、
いかに認知させるか?
も考えてみてください。