頭を殴られたような衝撃

先生業の要点

 

 

私は前職で
人材育成研修を売っていました。

売ると同時に
当然、運営もしていましたし、
最初は自らも参加者として参加しました。

いろんな研修のバリエーションもあるのですが
その中のある研修の1コマに
『街で何か仕事をして1000円稼いでくる』
というものがありました。

・・まあ、この部分だけ聞くと、
何だかヤバい研修に感じますが(笑)

今回はそれは置いておいて。

当然、
何件回っても断わられます。

そこで
いろいろ工夫をしたりするんですね(笑)

で、
かなり回って入った自転車屋さん。

精いっぱいの笑顔や気持ちいい声を出して
何か仕事をさせてほしい
と言うのですが、そのときの
自転車屋さんは様子が違いました。

しばらくして
こちらを向いて、こう言いました。

「先ほど、君と同じ研修を受けている
研修生に仕事をお願いした」

「しかし、君にはお願いしない」

と。

何でだろう?

と思っていると、続けてこう言いました。

「君は
『何でもいいから』
『何でやります』
と言っていたが、
その前に来て仕事をしてもらった彼は
『あなたの仕事がしたい』
って言っていた」

「何でもいいなら、誰でもいいなら、
別のところに行ってほしい」

と・・・。

ガツンと頭を殴られた衝撃でした。

確かに
『仕事』という点にだけ
ポイントを絞れば
誰の仕事も同じ『仕事』です。

しかし
仕事の後ろには必ず
『依頼者』がいます。

本来
『仕事』とは
「仕事がしたい」と言うようなものではなく
「この人の力になりたい」
その表れが仕事であるのだと思います。

幸いに
今は独立をして、
仕事を選べる立場にあります。

そして、
依頼者も選べる立場にもいます。

仕事をするときは
仕事自体を選ぶのではなく、
「この人と仕事がしたいか?」
で選んできたいですね。

せっかくリスクを冒して
独立したのですから(笑)

またお越しください

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