あなたはどう思う?

先生業の要点

 

少し前になりますが、
テレビでこんなドッキリをやっていました。

3人組のお笑い芸人。

何となく力関係が
A>BとC
になっています。

彼らが
次のステージに向けて
準備をしています。

そこで
AがBとCに
「今日はパターン①の
ネタをやるから準備をしておいて」
と言います。

BとCはパターン①の準備をします。

そして、本番。

ステージに
登場したAとBとC。

そこで、
Aがパターン②の
ネタを始めます。

BとCはパターン①の
準備しかしていないので
焦って焦って・・・・
ステージはグダグタになってしまいました。

ステージ終了後、
AがBとCに
「パターン②って言っただろう!」
と怒ったらどうなるか?

というドッキリです。

・・・・・

グダグダのステージ終了後、
少しだけBとC 2人だけの時間。

そこで、
こんな話をしています。
「Aはパターン①って言ったよな?」
「うん、パターン①って言った」
そらそうです(笑)

しかし、
ここから2人の会話はこう進んでいきます。
「でも、Aは忙しくて疲れているからな~」
「まちがっちゃったのかな?」
と!!

そして
Aが怒りながら来ました。
「パターン②って言ったよね!?」

するとBとCはこう言いました。
「はい。すみません」
「確認不足でした」

そこで、
ドッキリ終了・・・。

カメラがスタジオに返ってきました。

スタジオ全体が
「BとC、いい人だ!」
「BとC、大人だ!」
ということになりました。

さて
あなたはこの流れ、
どう感じましたか?

私は
この流れに「?」を持ちました。

身近な人何人かに意見を求めると
おもしろいことに
『コンサル』的な仕事をしている人は
もれなく、私に同意してくれました。

それは、

この芸人の目的は
『お客さんを楽しませること』であり、
ショーをしっかりと行うことです。

BとCが罪をかぶって、
謝ったことにより
確かに場は収まりました。

しかし、
本来の目的が達成できなかった
ことに対して改善も反省もできていません。

このままでは
次回以降も同じ間違いが
発生するかもしれないです。

なので
BとCの行いはプロとしておかしい。

と言うこと。

この場合は
BとCはお客さんではなく、
上司(A)を見てしまっています。

そして私が一番恐れたのは
それを見ていた人たちが
「いい人」「いい判断」という
空気になっていたことです。

ビジネスにおいても
目的を達成するためには
場合によっては意見の相違や
ぶつかり合いもあります。

それを恐れて、
いいやいいやでやっていると、
必ずどこかでボロが出てきます。

もちろん
ビジネスと言えど大人なので、
何も考えずに正論をぶつけるのはダメです。

しかし、
最後は目的に向かう形にしないと
組織としての進展はありません。

チームが
クラブ活動や趣味ならば、
それでいいと思いますが、
ビジネスという分野でやっている以上、
どこを見て進んでいくのか?

それをあらためて考えさせれるものでした。

 

またお越しください

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