不便を売る

先生業の要点

 

 

作家の筒井康隆氏が書いた
「にぎやかな未来」
たしか、中学生のころ国語の
教科書にありました。

1968年の作品だそうです。

内容は
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未来、レコードを買うとCMが入っている。

安いレコードほど
たくさんのCMが入っている。

CMが鬱陶しいので、値段の高いレコードを
探すと、一番高いレコードは10万円。

そのレコードの内容は
・・・無音。

未来は無音をお金で買う時代に
なっていたという話でした。
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私たちの生活は日々進化してきました。

その多くは
「今より便利に」
という考え方が基本です。

移動手段も「徒歩」を
もっと早く、もっと楽にということで
車や電車や飛行機ができました。

家事を効率的に行うために
洗濯機
冷蔵庫
食洗器
ガスレンジ
水道
などが発明されました。

その結果、以前よりとても便利な生活を
送ることができています。

しかし
ここにきて、人々は不便を買うように
なってきました。

例えば
移動手段など体を動かさなくて良いように
発展してきたにも関わらず、
スポーツジムでは汗を流して
体を疲れさせています。

家事が楽になるようにと
様々な家電が生まれたのに、
アウトドアといって、炭で火をおこし
あえて不便な環境で料理や生活をするのです。

しかも驚くべきことに
全部お金を払って(笑)

ついに現代は便利になった(なりすぎた)
反面、あえて不便をお金で
買う時代になったと言えます。

これはビジネスをする上で
とても重要なことです。

あなたの商品はお客さんを楽にするものですか?

あえて不便を売ってみるのも
お客さん受けが良い場合もありますよ?

またお越しください

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