「名選手は名監督にあらず」
この言葉を聞いたことはありますか?
(確か・・)野球関連の言葉です。
選手として素晴らしい成績を
残したとても、
監督(指導者)として必ずしも
素晴らしい監督になるとは限らない
という言葉です。
もっと
かみ砕いて言うと
「自分でやるのと人にやらせるのは違うよ」
ってことでしょうか(笑)?
日本中で
何十万人という野球を
やっている人の中から、
ほんの一握りがプロになり
そのさらに一握りが
名選手と呼ばれるわけです。
その時点で天才です。
天才肌
と言われるように
天才はその分野に関して
周りが苦労しまくっているところも
苦労せずにできてしまいます。
何となく(笑)
何となくできたものは
できなくて苦労している人に
教えることが難しいのです。
だから
名選手が監督になっても、
選手たちが理解できるように
教えることができないのです。
先日
こういうことがありました。
ある経営者が
日ごろ行っているプロジェクトに
対するデータ収集や
資料集め・資料作りなど・・・。
これを
他の人に任せたいとのこと。
しかし、
とても複雑な作業で
他の人は理解ができない。
経営者も
何となく慣れでやっているから
教えられないと。
そこで
私が一つひとつ分解をしていきました。
目的は何ですか?
用意するものはなんですか?
最初に行う行動は何ですか?
・・・
最初は
「そんなと初歩的なころから
聞いてたら日が暮れる」
と言われましたが。
何段階にもわたってやりました(笑)
すると、
順序だてて見ていくことによって
他の人でもその仕事ができるように
なったのと同時に、
経営者自身が
「あ~、頭が整理きた!」と(笑)
あなたは
あなたの仕事は慣れていて
既に何となくできる状態だったりします。
名選手です。
それをそのまま
他の人やお客さんに伝えても
伝わりませんよ?
できるようになったものは
自分だけで何となくできる状況に
しておくのではなく、
しっかりと整理をして
誰にでも伝えられるようにすることを
おススメします。